【レビュー】かこさとし(加古里子)著 宇宙/小さな小さな世界/大きな大きな世界

【レビュー】かこさとし(加古里子)著 宇宙/小さな小さな世界/大きな大きな世界を3歳前の子供にみせてみる

 

かこさとし著「宇宙」他3冊を軽くレビュー

かこさとしさんの宇宙、小さな小さな世界、大きな大きな世界を買ってみましたのでレビューします。

「宇宙」に関しては、私は児童のころによく読んでいましたので初見ではありません。

自分が親になり、他2冊とともに再度みなおしてみました。

 

まず宇宙

これは本当にいい本です。

宇宙の大きさを子供でもわかりやすく示しています。

たとえば、ノミのジャンプする高さを最初に示し、建物の高さ、山の高さ、雲の高さなどを示していきます。

そして惑星の大きさ、恒星の大きさ、銀河の大きさ、宇宙の大きさに発展させていく・・・

副題として「うちゅう~その広がりを知ろう」

と書かれていますが、まさにそのとおりの内容です。

 

 

小さな小さな世界/大きな大きな世界

この二冊、悪い本じゃありません。

嘘は書いてありません。

ただ、薄いです。

ちょっと、「宇宙」に比べたら薄さの割の値段の高さが気になります。

とりあえず、宇宙と「大きな大きな世界」の内容は結構かぶっています。

買うならば、「小さな小さな世界」だけでいいんじゃないかなぁ?というふうに思います。

 

ちなみに、全体的に絵柄は古いです。

今時の子供はYoutubeなどでCGバリバリな宇宙映像などを見ているでしょうから、この絵柄に慣れないかもしれない。

また、最新の情報も網羅されているわけじゃありません。

ただ、間違ったことは書いていません。

少なくとも、今の科学では誰がみても正しいとされることだけが書いてある。

大人からすると、子供に安心して与えられます。

 

かこさとしさんの宇宙は三歳には早すぎるらしい

なお、私は加古里子さんの絵本、児童書籍で育ちました。

「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの幼児向け作品をまずは与えられ、

その後は「宇宙」などの科学絵本へ。

それが親の教育方針でした。

 

 

今回、自分が親になって、まったく同じ道を歩んでいます。

1歳2歳のころは「だるまちゃん」「からすのパン屋さん」など

そしてもうすぐ3歳になるにあたり、宇宙を渡してみましたが・・・

・・・はい。

はやすぎました(笑)

 

興味をちょっとは示したものの、イメージがわかないらしい。

イメージをわかせるために見せてみたのですが。

思えば自分がこの絵本に出会ったのは小学校に入ったから。

それくらいがちょうど良いのかもしれません。


宇宙 (福音館の科学シリーズ)
 


小さな小さなせかい―ヒトから原子・クォーク・量子宇宙まで
 


大きな大きなせかい―ヒトから惑星・銀河・宇宙まで